ブエノスアイレス→バリローチェ |
早朝、ブエノスアイレスの宿をチェックアウトしてタクシーで空港に向った。
高速を使ってもらって街の中心から15分程度で
国内線空港へ到着した。
このタクシーの運転手はとても親切で運賃もまけてくれて7ドル程度であった。
アルゼンチンのタクシーは日本と同様にメーターが付いているのでぼられることはまずないであろう。
このタクシーの運転手さんはメーターを使いながらも、それ以下の料金にしてくれ高速代まで払ってくれた。
アルゼンチン航空に乗り込み、ブエノスアイレスからバリローチェへ向けて飛行機は飛立った。
バリローチェは南米のスイスと呼ばれていて山と湖に囲まれたアルゼンチンの高級リゾート地である。
飛行機の中は、スペイン語よりも英語とドイツ語が飛び交っていた。
2時間ほどでサンカルロス・バリローチェの空港に到着した。
空港からは公衆バスに乗り込みバリローチェの中心へ出た。やはり噂どおりの大観光地であった。
洒落たレストラン、お土産物屋、ブティック、ホテルなどが並び賑やかな町であった。
町の中心からは湖が一望何ができるのだが、ただそれだけでこれといってやることが見当たらなかった。
高級リゾートとは裏腹にキャンパー達かなりの数、町にいたのでその日は町の中心の洒落たペンションに
宿をとり、翌日キャンプをするための情報収集を行う事にした。
観光案内所でキャンプ場の情報を入手できたので、その情報を元に観光をかねてキャンプ場を下見に行こうと
したのだが路線バスの本数が少なく、どちらにしろ次の日行くのならその必要はないだろうと結局別の場所へ
向うことにした。
バス停に行くと、ちょうどジャオジャオ半島行きのバスが来たのでそれに乗ることにした。
バリローチェの町の中心から離れると、そこには美しいパタゴニアの景色が待っていた。
天気も快晴であったことから、バスの窓から外を見ていると気分は最高であった。
途中何ヵ所かキャンプ場や海水浴場などがありアルゼンチン人は町から離れたこの一帯で遊んでいるようだ
った。ジャオジャオ半島の山の上にはアメリカのクリントン大統領も泊まったことがあるというスイスの山小屋を
思わせるジャオジャオホテルが見える。
せっかくここまで来たのなら、そのホテルでも除いていこうと思いホテルの入口まで行ってみた。
噂どうりのすごいホテル。さぞかし高いのだろうと、ホテルのフロントで受付のお姉さんにパンフレットをもらった。
日本のガイドブックによると、このホテルはオンシーズン中は予約をとるのさえ難しいと書かれてあったので、
さらに受付のお姉さんに、「ちなみに、明日なんか予約取れますか?」なんて聞いてみた。
すると、部屋は3ランクあるらしく真ん中のクラスの部屋だったら空いているという返事が返ってきた。
ホテルの外観といい、従業員の雰囲気といい、場所といい完全に気にいってしまった。
フロントのお姉さんがあれこれと親切に説明してくれて、断るのが申し訳ないというのもあったが、一生に一度ぐらい
こんなホテルに泊まっても良いのではないかと思い、その場で予約をしてしまった。
このホテルは、宿泊代の中に色々なアミューズメントが含まれているのが何よりも魅力だった。
次の朝早くジャオジャオホテルに宿を移した。チェックインは3時以降であったが、チェックイン前からホテル内の
施設を使って良いということだったので、まずはマウンテンバイクを借りてサイクリングに出た。
芝生の敷き詰められた丘をマウンテンバイクで下る。
真っ青な空の下、美しい山々、真っ青な湖、風を肌で感じることができ開放感に浸った。
太陽の日差しが強く、頭がオーバーヒートしそうなくらい熱くなったので、途中で湖の湖畔まで降りて行き泳いだ。
山の雪解け水が流れ込むため水は冷水だったがその冷たさが気持ちよかった。
スイス人移住地まで向ったが慣れないサイクリングのため尻は痛いし、モモはつる寸前であった。
行きは良かったのだが、帰りは途中何度と足をつったりして上りはほとんど自転車を押すありさまだった。
ホテルに戻り部屋にチェックインし、水着に着替えて汗まみれになった体を冷やそうとプールに飛び込んだのだが
このプールがいただけなかった。
生温いというよりお湯。とてもじゃないけど入れなかった。
こうなったら湖で泳ごうと、丘を下り湖の湖畔まで行った。するとそこには今度はカヤックがあった。
カヤックなどやった事はなかったが、カヤックに乗ることにした。
カヤックはコツさせつかめばボートよりも楽に進むのでとにかく気持ちがよかった。
山々に囲まれる湖の真ん中で水面をすべるようにカヤックを漕げば気分はもう冒険家になってしまいました。
ブエノスアイレス (タンゴ、ボカ地区)
ブエノスアイレス→バリローチェ (ジャオジャオ半島、サイクリング、カヤック)
バリローチェ→プエルトモント (バリローチェ国立公園横断船の旅、アンヘルモの海鮮市場)
プエルトモント→プエルトナタレス (3泊4日フィヨルド地帯縦断プエルトエデン号の船の旅)
プエルトナタレス→パイネ国立公園 (パタゴニアでトレッキング、キャンプ)
プエルトナタレス→カラファテ (ペリトモレノ氷河)
ウシュアイア (ハーバートン牧場、ペンギン島、フエゴ国立公園)
ウシュアイア→ブエノスアイレス経由→プエルトイグアス(イグアスの滝)
プエルトイグアス→シウダッデルエステ→アスンスオン(パラグアイ)
アスンシオン→ボリビア