MS−DOS6.2(NEC版)の場合まず、以下のファイルが必要になります。 FORMAT.EXE HDFORMAT.EXE DBLSPACE.BIN DRVSPACE.BINというファイルも存在しますので、間違えないよう注意してください。 FORMAT /Hを実行します。 #実行後、下の警告画面が現れるバージョンではDBLSPACE.BINはなくてもフォーマットできるようです。 この画面は、「はい」を選択することで次の画面に進みます。 この表示がなかった場合はいきなり下の画面になります。 一番上「装置番号」は、画面右に表示されているHDドライブの番号になります。2台目をフォーマットする場合はこの番号を「2」にします。 「フォーマット形式」は標準フォーマットと拡張フォーマットがありますが、ここはこのまま拡張フォーマットを選んでください。 「マップ」は単純にフォーマットするだけの場合は関係ないので割愛します。 「領域確保」はMS-DOSが使用できる領域を設定します。それを削除するのがその下の「領域解放」です。 「初期化」は領域に関係なくHDドライブ全体を初期化します。DOS/VやWin95/98の「FDISK」に相当するものと思ってください。 「状態変更」は領域ごとに名前(起動メニューで表示されるもの)を変えたり、その領域からの起動を可能(不可能)にする設定です。 次にフォーマットの手順について解説しましょう。 (1)初期化を選択して実行 エミュレータによってはセクタ長を聞かれる場合があります。そのときは「512バイト」を選択してください。 ドライブの容量によっては、数分から数10分かかる場合があります。システムが止まったように見えても、HDのアクセスランプ(または音)がついていればまだ初期化しているということなのでむやみに終了させないようにしてください。 (2)領域確保を選択して実行 「ドライブの初期化を終了しました」の文字が現れたら、フォーマット画面に戻って「領域確保」を選択します。 そうすると、下のような画面になります。 確保容量やシステム転送の有無を選択できますが、ここでは全領域を1つのドライブとして確保し、そこからシステムが起動できるようにします。 なにもせずに一番下の「実行」を選択してください。領域が確保されます。 これが終了すればHDのフォーマットは終了です。エミュレータをHD優先で起動する設定にして、リセットしてやれば無事HDから起動できるようになります。 システム転送がうまくいかない場合 |
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