ここに書いた事項以外にも細かい修正をすることがあります。
前回の更新の「棋譜と著作権にまつわる資料集」をご覧になった方の中で、クリックしても何も起こらないリンクがあっていぶかしく思われた方がいらしたかもしれません。書籍の題名部分にあるリンクです。これは意図してそのようにしているのですが、説明しないと理解していただけないと思われますので簡単に書いてみます。
一般にハイパーテキストにおけるリンクの目的は、あるものと別のものを関連づけることにあります。例えば次のように書いたときには、「http://www.shogi.or.jp/」で指し示されるページが「日本将棋連盟」という文字列と関連していることを示しています。
<a href="http://www.shogi.or.jp/">日本将棋連盟</a>
このように、指し示す対象がhttp:で始まるURLの場合には話は簡単です。それでは、指し示す対象が紙の書籍の場合にはどうすればいいでしょうか。よく見かけるのは、オンライン書店や出版社のページのURLを示すことです。しかし、本そのものとその本を紹介したページは同じではありません。厳密に解釈すると、書籍そのものにリンクするには別のやり方が必要です。そして、そのためのやり方はきちんと定められています。
それがurn:isbn:という記法です。多くの書籍にはISBNという10桁の一意的な番号が割り振られています。(ご存じない方は手近の本の裏表紙をご覧になってみて下さい。)これを利用すると次のように書籍にリンクすることが可能になります。
<a href="urn:isbn:4819700804">将棋ガイドブック</a>
上のリンクをクリックしてもページを表示できませんというようなエラーになるでしょう。それは現在のブラウザがこの記法に対応していないためです。しかし私は対応しているかどうかということはあまり気にしていません。そのうち対応されるだろうと思っています。
さらに詳しい話は下のページなどをどうぞ。
もずのもろもろで、「棋譜と著作権にまつわるMEMORANDUM」の続きとして「棋譜の扱いに関するトピックス」を公開しました。また、「棋譜と著作権にまつわる資料集」を作成しました。
このサイトについて内のページの記述を若干加筆修正しました。
「Below the Baseline」という名称で今年の5月に始めたページですが、10月4日に勝手に将棋トピックスという名前に改称して続けています。正直、別の名前が良かったと公開してます(^^;。
それはともかく、なぜ改称したかというと、当初考えていたのとページの性格が変わってきたからです。開設当初は、もずいろでの更新のために下書きにしようと思っていたのですが、現在は将棋に関するニュースを取り上げるのが中心になっています。現実はなかなかもくろみ通りには転がらないものですね。とはいえ、「勝手に将棋トピックス」で書いた文章をこちらで再利用することは積極的に行いたいと思っています。「Below the Baseline」は裏タイトル(謎)ということで、ひとつよろしく。>誰
それから、「勝手に将棋トピックス」はこちらとは別サイトという扱いにしておきます。リンクは任意のページにして下さって結構ですので、こう宣言することに特に意味はありませんが一応。
もずのもろもろの「記憶に残るあの千日手」に規約を変えた?千日手を追加しました。昭和2年の将棋です。
リンク集を更新しました。具体的には次の通り。
更新したいものはいろいろあるのですが、なかなか手が回りません。
竜淵庵の「将棋思録」2003年10月13日分で「将棋サイト随想」と題する文章が書かれています。そこで書かれている思いは私もよく感じることで、どうにかならないだろうかと考えています。
よいコンテンツがあるのにサイトを維持できなくなったとき、代理の管理者を立てるのは駄目だろうか。更新を続けなくても良いので内容を保存する意味で。そんなにおかしな話では無いと思いますが。
現状では本が絶版になるより早く消えて行っている気がします。こんな積み木を2回組み立てるような事がないように、どなたか旗を振ってくれないものですかね。
一度ウェブ上に載せたコンテンツを削除することは、ほとんどの場合悪だと私は考えています。たとえよいコンテンツに見えないものでも、存在していて困ることはありませんから。
しかし、自分の作ったものを簡単に消してしまう人は結構多いんですよね。むしろそちらの方が多数派かもしれません。例えば、ガチンコ四間クラブのエルコンドルさんは「(そのコンテンツは)見るような価値も無いしトップを元に戻すつもりは無いです。
」という文章を残してサイトを閉鎖してしまいましたが、見る方は決して価値がないとは思っていませんし、見られなくなることによって残念に思う人も現に存在するわけです。私の場合最も残念だったのは、あたしもーでした。何度も読み返したりしていたんですけど、もう読めないというのはやはり残念です。
コンテンツを消してしまえる背景には、自分の書いたものに対する評価の低さがあるのかもしれません。私もそう思うことはしばしばです。しかし、実際には評価するのは自分ではなくて閲覧する人なんですよね。いくらよいコンテンツがあっても、書いた人に残す気がなければ保存することはできません。
結局、お気に入りのページがなくなると悲しいねということなんですが、どうすればいいんでしょうね。自衛策としては、気になったページはローカルに保存しておくくらいでしょうか。それから、励ましのメールを送るとかもあるんでしょうか。時と場合を選ぶかもしれませんけども。
皆さんは将棋関係の本を何冊くらいお持ちでしょうか。私の場合は、最近の本のデータを入力していませんが私の本棚にある本+αということで、330冊くらいでしょうか。雑誌を基本的に買わない分それほどかさばるわけではありませんが、それでもすでに本棚から完全にあふれて、床の上に平積み状態になっています。
いろんな方の話をうかがうと、置く場所がないという理由で将棋の本をまとめて売りに出すということも多いようですね。私も将来的にはそうしなければならないかもしれませんが、なかなか捨てられない性分なのでどうしたものかと困っているところです。
いつの日か、紙の本がなくなって置き場所の心配をしなくなる時代が来るのでしょうか。それはそれで寂しい気もします。
若島正氏のページの掲示板で、若島氏が『極光II』(上田吉一氏作)の作品を並べられるソフトがないことを嘆かれていました。ウェブページ上での棋譜再生プログラムもいろいろなものがあり、安南や対面程度なら何とかなりますが、フェアリー駒が出てくるとちょっとお手上げです。
そこで何かいい方法はないかと考えて下のようにテキストだけの図面を作ってみました。このような感じであれば、JavaScriptを使って動かすこともそれほど難しくなさそうです。テキストだけで構成されているので、新しいフェアリー駒が出てきても簡単に対応できるのが強みですね。これが動くようになったら便利でしょうか?
下の図面は適当に作ったので見栄えが地味ですが、そのあたりはいろいろと調整することは可能です。
後手の持駒: | なし | ||||||||
先手の持駒: | なし | ||||||||
9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
vG | ▼ | v玉 | 一 | ||||||
Vi | 龍 | ▼ | 二 | ||||||
歩 | v歩 | 玉 | 三 | ||||||
角 | と | 四 | |||||||
五 | |||||||||
六 | |||||||||
七 | |||||||||
八 | |||||||||
九 |
G = Grasshopper, Vi = Visir, ▼ = Pyramid.
頭に「v」がついているのは後手方の駒です。念のため。中立駒は「n歩」とか表記すればいいでしょうね。ロイヤル駒は「歩+」という感じでしょうか。