管理人のコミケ日記

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コミックマーケット77(2009年冬コミ)
前日一日目二日目三日目後日談

〜前日〜

 12月半ばまで雪が全く降らず、今年は雪の無い年だとフェイントかけておいてからどかっと降るのが 最近の北陸のトレンドなのですが、今年もご多聞に漏れずそのパターンです。
 前回夏の時に、ギリギリに切符押さえようとしたら大変な事になったのを反省し、 1ヶ月前早々に首都圏往復フリー切符で寝台特急北陸B個室を確保。 次回3月のダイヤ改正で廃止となる同列車に感謝を込めて、乗り納めてこようと思います。 今までお世話になりました、夜行便特有の疲れが残らないいい交通手段だったんですが。

 身を刺すような寒さの中、駅のホームにお仲間と思しき方々があまり見当たりません。 流石に設営日から東京入りする人間なんてそうはいないかな、と思って列車の到着を待つと、 列車の到着に合わせるようにカメラを持った人間が2人3人と。 急行能登寝台特急を写真に収めています。
 自分は一緒に北陸号に乗り込む初老の夫婦とお話しながら寒さを紛らわし、 列車に乗り込んだら個室に入ったらそのまま毛布かぶって電気消して即寝。 …と思ったらいきなりノックされてビビったのですが、車掌さんの切符点検を忘れてました。 最後の記念にと(使いもしない)個室のカードキーを車掌さんからもらっておきました。大事に取っときます。

 翌朝上野駅では寝台特急降りた方による、大「北陸号」撮影会が行われており、 その様子を傍目で眺めながら荷物を引きずり一路ホテルへ。 ホテルに荷物を預けて身軽になったらビッグサイトへ向かい、設営作業に参加します。
 絶好の空模様の中、この時期にしてはずいぶん暖かかったのが救いだったのですが、 机7,500、イス25,000はやっぱり呆れた物量で、 翌日サガが配置される西1ホールとお隣の西2ホールの設営に携わり、 壊れた机が当たるなどレアな事もありながら、1時間ちょっとで設営を終えました。

 設営反省会ではまた棟梁に 「みんな早すぎ!おかしいよ、予定の調整が追っつかないよ!」と怒られ、 ペリカン便とゆうパックが統合するよねーという話では、
「夏は来るけど冬に来れない郵政省」
という言葉も出たりしたんですが、…年賀状?
 あと水戸ケット。1日目と2日目の間(1日目終了後夜)にいろいろ企んでるよ、とか、 会場が7階なんだけどエレベーターが動かない可能性があるとか何とか、 設営協力みんなよろしくね!とか何とかかんとか。

 その後こちらは個人的に作業があって、「ヒンズースクワット大会」とやらはやらずに途中で抜けて、 またチラシを数千枚ほど撒いてきたんですが、 自分の今までの経験から導き出した「越えられない壁(人間の反射速度の限界に挑戦してもこれ以上は配れない限界枚数)」が、
「あれこれ頑張れば普通にいけるんじゃね?」
と、割と自然に崩れてしまったり。慣れって恐ろしいです。

〜一日目〜

 今回押さえた宿は、最寄のJRの駅まで歩いて15分、 そこからビッグサイト(りんかい線の国際展示場駅)まで2回乗換えが必要という、 立地条件は正直言って良いとは言えないホテルなのですが、

「駅から離れたホテルは部屋が広い」
「立地の悪さを『自覚している』ホテルはサービスがいい」

というのが、コミケのたびにあちこち宿を泊まり歩いた上での最近の持論なので、 宿を探す際は『駅に近い』という条件は捨てて、 これくらいなら歩けるな、という距離のホテルを押さえるようにしています。
 ちなみにりんかい線にこだわらずゆりかもめを使えば乗り換えは1回で済むのですが、 首都圏往復フリー切符の乗り放題区間を外れてしまうので、ここはりんかい線一択で。


 チラシは東にジャンルは西に。 事務連絡や物品の受渡し作業などで東西を往復する事になり、3往復ぐらいしたら閉会時間。 …もう少しちゃんと計画すれば1往復…多くても2往復で済んだかもしれません。
 チラシ撒きはジャンルの友達が友情パワーで手伝ってくれたので、 予想していたよりもずっと早く終わりました、みんなありがとう。

〜二日目〜

 この日は、前回夏コミ時に大変な事になった東方の日。自分の目当ては同人ゲームです。 前日と同じ時間帯にりんかい線に乗ったのですが、東方パワーなのか前日より明らかに(男の)人が多い。 待機列も昨日以上を覚悟していたのですが、 実際現地に着いてみると昨日とさほど変わらず階段下の列は消化しきる寸前で、覚悟は空回りに終わりました。
みんな東に並んでるのかな、東方は東ホールだし。

 入場したらまず東西バラバラに搬入されているチラシ在中ダンボールの確認作業なのですが、 流石にいきなり東へ行く気はありません。とりあえず安息の地を求め西に。 西で2箱、無事搬入を確認したらいざ東。
 西から東への通路が前回よりマシとは言え、また詰まってえらい事になっており。
 自分は「東に行く」の列に並ばずに一旦出口から出てしまって、そこから再入場して東に向かったのですが、 あの列の進行速度を見る限りそちらの方がはるかに早く進めたように思います。もう「一旦出て再入場してください」 というルートも導線の一つとして考えちゃっていいんじゃないのかなと思ったりした次第です。


 そして辿り着きましたラスト一個のある東の東方島。 今まであまりの人の多さに何度か行くのを諦めた事があるジャンルなのですが、 今回ばかりは避けては通れぬ、行かねばならぬ。

……………………

……………

……

酷い目に遭いました。チラシは無事確認。
 シャッター外のトラックヤードまでフルに使って人を流していたので、詰まって動けないということは ありませんでしたが、…人がすごかった。時間帯によってはスタッフさんがスクラム組んで、
「とにかく一旦シャッター外に出て下さい!」
と人を流していたらしいですね。自分が突入した時はそんな事なかったんですが。
 後で某イベントの方に会った時に「東方行きました?」と聞いてみたら
「身の危険を感じて5分で逃げた。」
と。そういう状況判断能力は流石です。


 この日最後のチラシ配りでは、ちょっと珍しい出来事が起きまして。

(※ここから少し昔話になります)

 かつてチラシ配布を手伝ってくれたG君(仮名・♂)がチラシを配っていた際に、 目の前でチラシを配っていた印刷所の女の子が抱えたチラシの束を床に落としばら撒いてしまったそうです。
 普段は見知らぬ三次元の女性を目の前にすると挙動不審になってしまうG君ですが、 この時ばかりは拾うのを手伝ってあげたそうで、
「やったじゃないか、フラグが立ったな!で、それからどうなった?」
と聞いたら
「何事もなくそのまま別れました」
とまぁ現実はギャルゲーみたいには行かないよね〜、という話がかつてあったのですが

(※昔話ここまで)

このたび自分にも同じ事が起きまして。
 背中の方で「あっ!」という声と共に、紙の束が床にぶちまけられる乾いた音。 これは…、と思って振り返ってみると、床にぶちまけられて結構キレイな幾何学模様を描いたチラシ、 ああこれはアレだ、と。
 G君のケースと一点大きく違っていたのは、 配布者が女の子じゃなくて男の子だった事なんですけどね。
 男の子は強くあれ、転んでも一人で立ち上がれ。成せば成る、ザブングルは男の子。

見なかった事にしました。


 やることを全部やって、肩の荷が下りてほっとしながらホテルに戻ったところで もう足が限界でまともに歩けず、晩飯のために遠出するのも億劫で、 血行良くしてしっかり疲れを取るために、ホテル近くの小さな居酒屋に飛び込みました。 できたての鮭おにぎりをあんなに美味しいと思ったのは初めてです。

〜三日目〜

 ウラシマモトで、島本和彦先生ご本人と握手できて、もう悔いはありません。

………………

…これだけじゃアレなので。


 この握手した手はもう洗わないぞ、と心に誓ったのですが、 3日目の人波に揉まれて消耗している間に色々朦朧としてきて、 トイレに入った時にうっかり洗ってしまいました。ファン失格です。

………………

…こんな3日目でした。


 お昼過ぎにビックサイトを後にして、あとは大荷物抱えて帰るだけなのですが、 この時「北陸方面お天気大荒れ」とのニュースが、テレビはじめ各メディアで飛び交っておりまして。
 駅の電光掲示板で
「北陸方面行きの夜行列車は本日運休」
の案内を見た辺りから、一体北陸は今どうなっているんだ、 これは本気でヤバいんじゃないかと、コミケ3日目に参加しているはずの北陸の知人友人に 「この先どうなるか分からないから気をつけて」とメールを送ったのですが、今にして思うと何に気をつければいいのか分かりません。

 新幹線は定刻通りに発車、到着したのですが、越後湯沢で特急はくたかに乗り換え、 窓の外の雪景色に郷愁を感じたところで列車は臨時停車、減速運転のオンパレード。 停車するたびに車掌さんが
「申し訳ございません、ただいま○分遅れで〜」
とアナウンスが入るのですが、それが10分遅れ、20分遅れ…、どんどん遅れます。
 先の見えない状況に今日中に帰れればいいやと覚悟を決めつつ、 特急券払い戻しの「2時間遅れ」まで行くかどうかにワクワクしながら、 車内があまりにヒマなので携帯をフル活用して暇つぶししていたのですが、 列車が電波の届かないエリアに入るといよいよ本気でやる事がなくなり、 隣の席の人が寝たのを見計らって、 買った同人誌をこっそり開こうかと手が伸びたのですが、そこで見計らったかのように隣の人が目を覚ます。


 電車は結局たったの50分遅れで無事到着し、特急券払い戻しはありませんでした。 駅前に出ると雪がどっさり積もっていて、湿気をたっぷり含んだ空気でカサカサになった唇の具合も幾分よくなりました。 帰ってきた実感がわいてきます。

〜後日談〜

今回のコミケ経費(3泊4日)総合計概算
JR往復-------:22000
宿代---------:19200
都内交通費---: 400
食費---------: 9500
____________
計-----------:41100
      +ビックサイトで使った金
都内交通費は、一部地下鉄を使った時のもの。

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