管理人のコミケ日記

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コミックマーケット78(2010年夏コミ)
前日一日目二日目三日目後日談

〜前日〜

 今年の3月頃に、寝台特急北陸が廃止になるという(北陸的には)大事件があり、 貴重な『早朝東京着の夜行便』が一つ減ってしまいました。
 そんなわけで今回はどの交通手段で東京に行くか、どれなら設営に間に合うかを、 一から検討し直して、「夜行高速バスで東京入り」か「朝6時の始発はくたかで東京に向かう」 という二択になった末に前者を選び、久々に夜行バスで東京入りです。

「夜行バスの座席で寝るためには『酒』が一番効果的(※勿論20歳以上に限る)!」

という話を聞き、コンビニで缶ビールを一本買ったのですが、ものすごく荷物の邪魔になったためその場で一気飲みしたところ、 その後の荷物運んだりバスのトランクルームに荷物を入れたりといった作業で汗びっしょりになってしまい、 飲むタイミングを誤った、とひとしきり後悔。
 バスに乗ってからは、すぐ眠れた代わりに普段絶対目が覚めない時間に目が覚めたり、 …眠りが浅くなるんでしょうか?長所があれば短所もきっちりあるようです。




  今回宿を押さえたのは、秋葉原から一駅の浅草橋。 アキバから近いとか、オンリーで東京文具共和会館に来たことがあるからとか、 そういった理由ではなく、単純に朝食付の安い宿を探していたらここが出てきたと言う話でして。
 大通りに「秀月」「久月」といった人形屋のビルが軒を連ね、 花火やおもちゃやギフト関連、その他諸々の問屋が並ぶ。
 何かサークル参加に必要な物を忘れたり、これから表紙凝ったコピー本を作ろうと思い立ったり、 オマケの小物を用意したり、またはコスプレ衣装に今から何かもう一工夫と考えた時、 (金に糸目さえつけなければ)あっという間に目当てのものは揃ってしまうであろう、素晴らしい街です。 こち亀の両さんが入り浸っていそうな街、それが浅草橋。

 ホテルに荷物を預けたら、設営の時間になるまで当てもなく街をぶらぶらするのが 最近のパターンなのですが、最初にチェックするのは何はともあれ「松屋」と「ゲーセン」。
 最近公私共にとにかく「最短ルート最短手段を選んで目的地まで直行直帰」という 真似ばかりやっていたので、時間を気にせず好きなだけ道に迷えると言うのはそれだけで幸せ。 やっぱり人形屋さんや、扇子といった和風小物のお店が多いですねこの街。




 肝心の設営はと言うと、何か人がいっぱい来ていたらしく説明マンガ(マニュアル)が足りなくなり、 前回冬コミの倍ぐらいという話も聞かれ、 「職業:自宅警備員」の方も『有給を使って』設営に駆けつけたらいのですが、 一通り説明を受けたらいつものように東西に別れ、自分は西の方に参加して、まずラジオ体操してから設営開始。
 久々にラジオ体操したら体のあちこちがバキバキいって、 昔、笑い話で聞いた『運動不足の人はラジオ体操で筋肉痛になる』という話が笑い話じゃ済まなさそうで。 タオルを持ってき忘れたのを壮絶に後悔しましたが、 今回初めてちょっとした部分の「指示を出す側」を経験してみたり、 設営自体は途中で多少の指示の混乱もありましたが特につつがなく、トラックから机を降ろし、椅子を下ろし、 並べに並べて見事に机椅子が並びました。


 設営終わってヒンズースクワット大会も一通り参加し終わったらビッグサイトを後にしたのですが、 帰りのゆりかもめは、お台場合衆国でひとしきり遊んだであろうお子様だらけ。 これが明日には…、いや、考えない事にしよう。
 帰りの山手線の中で小腹も空いてきて、普段行かないようなちょっと変わったお店で晩御飯を食べたくなった自分は
「秋葉原→(乗換え一駅)→浅草橋」
の帰りのルートを考えているうちに素晴らしい名案を思いつき…

電車で一駅なら歩けない事もないだろう、
線路に沿って歩けば道に迷う事もないだろう、
疲れたらそこら辺のお店に飛び込めばいいだろう。

「秋葉原→(徒歩・途中で晩飯)→浅草橋」

ほら、電車賃浮いて、駅前のチェーン店とはまた違ったお店で晩御飯食べられて、 最後はちゃんとホテルに行けるもう完璧な計画、一分の隙もない。俺ってば何て天才、 自分が眩しいぜ、ガイアももっと輝けと言っている。


……………


 本気で道に迷って、30分後半泣きで秋葉原駅に戻ってきたんですけどね。

 中央線の線路が見つからない、中央線の線路だと思っていたものはつくばエクスプレスだった。




 結局電車で浅草橋に帰ったのですが、

「チェーン店は嫌だ!(多分明日も明後日も明々後日もチェーン店に飲みに行くから)」

というこだわりが捨てられず、ここにしかないお店がいい、小ぢんまりした個人経営の居酒屋がいい、と 浅草橋を徘徊し、 ちょうどいい夫婦経営の居酒屋があったので、そこに飛び込み晩御飯。 明らかに会計おまけしてくれたお店の人にニコニコで帰って就寝。明日に備えます。

〜一日目〜

 ホテルのレストランで朝食を食べたら、手提げ一つとサークルチケットを持って出発です。
 いつもは新宿とか池袋とか、「山手線の円周の左半分」に宿を取るので ビッグサイトへの交通手段と言ったらりんかい線一択なのですが、 今回は「山手線の円周右半分」なので、

東京駅から臨時バス
新橋からゆりかもめ
新木場からりんかい線
大崎まで行ってりんかい線

と、選択肢が色々あって迷います。
 それに加えて、時間の余裕があまりない状況に置かれると…、 ホテル、朝食付はありがたいんだけど、もう少し朝食の開始時間を早くして…。

 「どの手段ならサークル入場時間に間に合うか」「どれが一番早いか」を 行きの電車の中で必死にシミュレーションするわけですが、 冷や汗が出るくらいに頭の中をフルドライブさせ、 ここは山手線に乗るのが早いのか京浜東北線に乗るのが早いのか、 大きなカートを抱えているお仲間はどこかにいないか、もう手遅れな時間帯か、 あれ、何で京浜東北線はこんなにガラガラで動く気配がないの?だがそんな事はどうでもいい! と、あれこれ考えているうちに残り時間も迫ってきまして。

東京駅から臨時バス」→ 列の長さと乗った後の交通渋滞が予測不能なのが怖い
新木場からりんかい線」→ (新木場まで行くのが)遠い
大崎まで行ってりんかい線」→ 大崎まで行くのは時間のロス

消去法で
新橋からゆりかもめ
に決定。

 ゆりかもめ車内に大きなカートを抱えた人を見てちょっと安堵。 お台場合衆国にはすごい人、だけどコミケとは比べるべくもなく。 船の科学館の駐車場は既に満車。ところどころに痛車が見える。 8時57分、無事サークル入場することができました。


 外が曇っていたせいもあってか、 そこまで会場内が暑くなることもなく、夏コミにしては かなり過ごしやすい方だったのではないかと思います。
 終わった後の搬出に関しては、初めて搬出を手がけるゆうパックと、老舗クロネコを見比べてみたのですが、 ゆうパックの列がクロネコに比べてかなり短く、クロネコが雨に備えて一旦列がストップ、という話が聞こえてきながらも ゆうパックは止まることもなく、多分クロネコに並ぶより早かったのではないのかなと。


 終わった後はもう恒例になりつつある、いつもの飲み屋に向かったのですが、 そのお店が「閉店しました今までありがとうございました」のまさかの展開。 栄枯盛衰、諸行無常、世知辛さを感じつつ、急遽近くの別の居酒屋に切り替えてビールをおいしくいただきました。

〜二日目〜

 この日は昨日とは打って変わって、朝食をゆっくりといただいたら朝からアニメ三昧。 ケロロ軍曹、SDガンダム三国伝、REBORN!と立て続けに見た後、 もう一般入場開始してるよなという時間にのたのたとホテルを出発。


 1日目のようにどの交通手段が一番早く着くかなどと考える必要もないもので、 東京からバスが手っ取り早いかな〜、といいかげんに考えて東京駅へ。
 この臨時バスを利用するのは実に数年ぶりなのですが、 微かに残る記憶の残骸を掘り起こしてみると、 確か乗車前に運賃の200円を職員の方が持つザルに入れるシステムだったような、 と思って列に並んだらザルを持った職員の方が見当たらない。

「運賃は車内の運賃箱へ。Suicaも使えますよ。」
「えっ?」

 いつの間にそこまで世の中は進んでいたのか、完全に浦島太郎状態なのですが、 これでビッグサイトに行く交通手段は 全てSuicaが使える事になりますね。便利になった。


 今日は東方の日とはいえ、お昼ごろにビッグサイトに着くと入場列はなくなっていたのですが、 東への通路がなかなか進まず、流石東方と思いながら同人ゲームエリアへ。
 その際、コスプレ写真集のエリアを突っ切る事になったのですが、 たいそう涼しそうな女性のコスプレイヤー(?)が あちらこちらにいらっしゃって、その一帯だけは異空間でした。 どれだけ涼しそうって、そのままプールにドボンと飛び込めそうな感じのお嬢さんがあちこちに。 何のキャラか分からない自分には、ただの水着にしか見えません。


 同人ゲームは、少し前からチェックしていたはだしのゲンサークルが、 いつの間にかお誕生日席に行ったのに驚いて、 新作がまた

「非国民が殺っちます〜親父の鉄拳〜」

というろくでもない(※褒め言葉)タイトルのゲームで、しかも完売していてもう買えない。 なんだか有名になって人が殺到して行き辛くなった隠れた名店の気分で…、 いや、名店かどうかはアレなんですが。




 閉会後は、チラシ配りのお手伝い頼まれていて、 保管場所からビッグサイトまで運ぶの手伝って、と 指定された時間に指定された場所に向かったのですが、 それがまぁなんとオサレなホテルでしょう。
 こんな汗だくヨレヨレの服で入って、ホテルの人に「お客様…」とストップかけられたらどうしましょう。 他の宿泊客に指差されて笑われたらどうしましょう。 と、意味もなくトイレに逃げ込んでみたり、見たくもない観光案内ポスターを見る振りをして、 ホテル従業員と目を合わせないようガクガクブルブルしながら(今思うと相当不審だった) 待ち人早く来い!と願っていたら、 普通に企業スペースの紙袋抱えたお兄ちゃんや、カート引いたお姉ちゃんが 自動ドアからがーっと入ってフロントで鍵もらって…
…あ、この時期は御用達なんですね。

 ちなみに有明ワシントンの(おそらく)次に、ビッグサイトに近いホテルです。


 夏のチラシ配りは実はあまり経験がないもので、 吹き出てくる汗がチラシに落ちないよう服の袖で拭いながら チラシを配った後は、この日もまた飲みに行きまして、 初めてホッピーとやらを飲んでみたのですが、…えーと、 生ビールガンガン飲んだ後に飲むと不思議な味がしました。

 花火大会だったので、往来には浴衣のお姉ちゃん多かったです。

〜三日目〜

 この日は自分は一般入場なのですが、昨日東京に着いた相方がサークル入場(売り子お手伝い)。
 一緒に朝飯食った後、サークル入場の相方がドタバタと出て行くも、 あまり慣れていない交通手段+時間の余裕のあまりないビッグサイト入りに、 1日目の自分と似たような状況になったらしく、 どうしたらいいかの電話がひっきりなしに入る。
 いつ何時何を言ってくるか分からないので、結局9時まで自分の準備どころではなく、 9時前にパタッと連絡は途絶えたのですが、後から聞くと無事に入場できていたようです。

 自分はそのドタバタがひと段落してから、のんびりホテルをチェックアウトして、 荷物だけ預けて東京からバスでビッグサイトへ。 バスはガラガラ、道はスカスカ。
「3日目参加するのにこんな時間まで何をしている!」
というメッセージにも見えますが、私にはそれで十分です。


 3日目は知り合いのスペースを巡るのをメインに、 昨日(花火大会あるからバスやばいってアナウンスされているのに)バスで帰ってもう足限界とのたまう知人に呆れてみたり、 西の創作でpixivで見たことのある絵を見つけて、 pixivで見るのと本になってスペースに置いてあるのの違いに軽い違和感を覚えたり、 島本和彦先生のスペースでは新刊買おうと思ったらプリキュア本が既に完売していたり、 あとは西に行ったり東に行ったりあっちをウロウロこっちをウロウロしていたら3日目終了。


 終わった後は、撤収作業の手伝いに加わり、トラックに積み込むあたりで切り上げて、 相方が手伝いに入っていたサークルの打ち上げにご一緒させてもらってこの日も飲酒。
 10人弱で居酒屋の一角を占拠して、 自分が買い逃した島本先生のプリキュア本を押さえていた人間がいたので「見せて!」とこっそり見せてもらい、 プリキュアをばっちり見ている当人が

「ここのネタは第○話にあったネタで、こっちのシーンは第×話」

と非常に詳しく解説をしてくれ、 「カセットブック」と言う初めて聞くシロモノに(ドラマCDのカセットテープ版らしい)、 「そんなの初めて聞いた」とか言うと

「ガンダムWまでは出てたんだぞ!」

という謎な怒られ方をしたり、
「かつて声優のラジオを必死に聞いていた自分」
「ヲタ趣味に理解ある伴侶を探す婚活話」
とか色々話してたんですが、 帰りの高速バスの時間が本気でヤバくなってきたので一足先においとまし、 ホテルに預けた荷物を回収して高速バス乗り場へ。

 大荷物抱えて高速バス乗り場に着いた時は、発車時刻ギリギリで、 何とか滑り込んだものの、乗員確認で自分の名前が読み上げられておりました。 はい、ここにおりますと返事をし、これにて今回のコミケ終了、帰路につきます。

〜後日談〜

今回のコミケ経費(3泊4日)総合計概算
高速バス-----:14000
宿代---------:18000
都内交通費---: 4500
食費---------:16000
____________
計-----------:52500
      +ビックサイトで使った金
連日の宴会三昧で食費が大幅増。

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