管理人のコミケ日記

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コミックマーケット69(2005年冬コミ)
前々日前日一日目二日目後日談

〜前々日〜

 今回のコミケは前日入り。折からの大寒波でJRのダイヤは大きく乱れ、鈍行特急とも30分遅れは当たり前、 急行能登寝台特急は運休が決定。バスの方もやれ積雪だ凍結だ、楽天トラベルで高速バス予約が取れたのはいいけど、 不安要素満載の中での出発です。

 発車時刻になってもバスが来ない、5分10分と待ってみるもバスは来てくれません。 きっと雪の影響で遅れているんでしょう、一応は想定の範囲内。結構遅れてるなぁ、と20分30分経ってもまだ来ない。 …おかしいな、と思い始めた所にディズニーランドに向かう便が定刻通りに到着。

おぉぉい雪関係ないじゃん!

 俺のバスどうしたんだよ、まさか事故!?緊急連絡先に電話してみるも「留守番電話サービスに接続します」。 来るバス来るバスに予約の書類を見せながら「これですか?このバスですか?」と聞いてみては違ってて。 そうこうしているうちにもう集合時間から1時間半。もうダメだ、明日朝一の新幹線って何時だろ、 払い戻しはどこに問い合わせればいいのかな、とか考え始めた頃、また1台のバスが到着、…明らかに会社名が違う。 でも一応聞くだけ「これですか?」「お名前は…、はいどうぞ」。
…………………え?

欠便になったのならなったでちゃんと連絡してほしい。
1時間30分後の別会社のバスに振り替えたんならそう連絡してほしい!

 いや、これはもっと後になってから知ったんですが。その時はもう事情も分からないままとにかく乗れてよかったと、 東京着ければ何でもいいやという勢いで。緊張が解けたら一気に寒くなってきて、ガタガタ震えながらいざ出発。 今まで何回もコミケ旅行は行ったけれど、こんなとんでもない幕開けは初めてだ。

〜前日〜

 東京に着きました、いやむしろ着けました、着くことができました。 何で着いただけでこんなに安堵しなきゃならないんだという気もしますが。 帰りもこんな感じなのかな、とか考えると一気に不安になってきますが、 もうあえて直前まで考えない事にしてコミケを楽しんできます。

 木枯らしが吹きすさび、ビル風が身に染みる新宿駅。 普段なら朝の暇つぶしはマンガ喫茶で決まりですが、今回は問答無用でサウナに決定、暖を下さい。
 お昼ごろにホテルにチェックインして、ここからが本番と言うか、今回の冬コミはこの設営日が勝負と言うか。 印刷所に頼んでホテルの方に送ってもらった 2箱のダンボールをビックサイトに運ぶのが最初の仕事。 勿論準備は抜かりなく、釣具屋のバーゲンで990円で買ったカートにダンボールを載せて、その他の小物も積めるだけ積んで、 よしこれで準備完了。さて出発だと取っ手に手をかけ力を入れると

パキイィィィン、カラン、カラン(カートの部品が弾け飛んだ音)

…あれ。
 よく見たらダンボールを支える底面中心に他の部品も曲がってきて…? ひょっとしてこのダンボール自分が思っている以上に重いのか? 胸の中にどす黒い不安感が湧き上がりつつも、行かない訳にもいかなくて、 ビックサイトまで持てばいい!と強行軍を決意して、応急処置だけしていざ駅へ。 10分ぐらい歩いたところで

ガガッ、バキッ、ピシピシピシ(タイヤが外れて車輪が壊れた音)

おいぃぃ!

 新品のカートが10分も経たないうちに完全に沈黙。もうこれ運べない持ち上げられない、 電車で移動どころか道の真ん中で立ち往生。もうお金がかかるとか言ってられない、 タクシー!この荷物と自分をビックサイトまで!

 …紙恐るべし。

〜一日目〜

 今日からコミケだと言うのに、まるで最終日のような疲労感です。今日が自ジャンル、お目当ての日なんですが…身体が重い。

 そんな重い体を引きずりつつ、本いっぱい買いました。知り合いに会ってきました。コス見てきました。 屋上コス広場でトトロのぬいぐるみ持って宮崎駿ご本人のコスされてた方ハマリすぎ、 レイザーラモンは…、こないだのコミケでも見たので驚きが若干薄い。 等身大ケロロ軍曹は…、なんか毎回見ている気がするのでさらに驚きが薄い。 聞くところによると、姉歯元1級建築士のコスもいたらしいんですが、どういう風に姉歯さんを表現したのか 非常に気になるところです。

 コミケ終了後に昨日と同じくまたちょっと用事があって、翌日の搬入作業真っ只中のビックサイトを西へ東へ、 と言うより東5から東6へと駆け巡ってきました。人のいなくなった会場に、通路を縫うように入ってくるトラック、軽トラ。 トラックの到着と共に展開される本の積み下ろし&スペースへの搬入作業。会場設営のバイトを色々と経験した者として、 その手際の良さと作業の早さにはある種の感動さえ覚えます。 さらにはその隙間を縫うようにチラシを配る人々。人によっては人間の限界に挑戦するかのごとく、 恐ろしいスピードでチラシを配ってます。

 昨日の設営日も設営終了の合図と共に「ウオオオォォォ!」という男たちの怒号がビックサイト中にこだましたり、 それと同時に各館で一斉に展開される搬入作業を東館の片隅から眺めていたり。 コミケ当日とはまた違った戦場で、多くの人が戦っている様子を目の当たりにしてきました。 コミケ開催日+前日翌日だけで、立派なドキュメンタリー番組が1本作れそうです。当日も前日も後日も、コミケは戦場だ。

〜二日目〜

 やるべき事は昨日でやり終えました。今日は純粋にコミケを楽しみます。 ホテルをチェックアウトして、大荷物を駅の500円ロッカーに預けようとして100円玉5枚を探したところ、 財布の中から出てきたのは

一万円札、500円硬貨×1、100円硬貨×2
以上。

 コインロッカーは100円硬貨専用、両替機は千円札専用。見ろ、これが逆境だ。
 500円玉をくずそうと、自販機で欲しくもないジュースを買いました。これで100円玉が3枚出てくる…と思ったら、 ジャラジャラと出てきたのが50円硬貨×5と10円硬貨×13。…よく見ると100円のつり銭切れランプついてる。

見ろ!これが、逆境だっ!(逆境ナインは心のバイブル)

 Suica持ってるのに一万円札で切符買って、その切符を払い戻して両替するという最悪な方法で乗り切りました。

 コミケ2日目はある意味いつものように人ごみに押され、本やらCDやらでカバンを一杯にしてつつがなく終了。 バスでお台場から東京駅まで戻ったんですが、高速バスの発車時間までまだずいぶん時間があって。 ここでいつもの、最低1時間つぶせてタダで飲み食いできてマンガも読める暇つぶし場所へ。

お久しぶりです、秋葉原駅前アキバ献血ルーム

 タダでお菓子ジュース食い飲み放題で、成分献血で1時間は潰せて、その後も休憩と称してルームが閉まるまでは滞在OK。 年末は血液不足するし、お互いに利害は一致してるだろう、と、晩飯いらないくらいにお菓子食べて、 日が暮れるまで献血ルームで過ごし、預けた荷物を回収して高速バスの集合場所へ。

 このコミケ旅行最後の戦いです。行きの悪夢が思い出されます。ちゃんとバスいてくれよ、と集合場所に行ってみると、 そこはまさにバスの海。複数の旅行会社の日本全国各地へと向かう高速バスが全てこの一角に集結してハザードランプを光らせています、…自分で探せと。
 そして自分乗るバスが例によって、ない。全ての旅行会社の受付を1周どころか2周したけれど、ない。 人間どうしようもない時は笑うしかなくなると言いますがもう笑うしかありません、思わず涙も出てきそうだ。 どうしよう、明日の朝帰ったらすぐに行くところあるのに。

 進退窮まってもう恥も外聞も捨て、目的地が同じな別会社のバスに「自分のバスがありません、お願いだから乗せて下さい」 と頼みに行ったところ、ここで初めてその会社のバスが運休になったこと、乗客はこの便と30分後の便に振り分けられた事、 この名簿に名前はないので30分後の便を確認して欲しい旨を聞かされて。

だぁから、欠便になったのならなったでちゃんと連絡してほしい。
30分後の別会社のバスに振り替えたんならそう連絡してほしい!

 乗れましたよ、30分後の便に。日本全国各地へ向かう人々をたったの3人で一手に引き受けて受付してるから、 壁大手もびっくりなくらいの受付列&消化の悪さで出発時間も30分以上ずれ込みましたけど。ぼくはもうつかれたよぱとらっしゅ。帰って…も用事が済むまではゆっくり休めないんだよなぁ。せめてバスの 中だけでも寝ておこう、お休みなさい。

〜後日談〜

今回のコミケ経費(2泊3日)総合計概算
高速バス-----: 9600
宿代---------: 7600
都内交通費---: 7300
食費---------:19000
____________
計-----------:43500
      +ビックサイトで使った金

 今回の経験で、こんなに苦労するんなら最初からもう少し高い交通手段使おうか、とか ちょっと思いました。タクシー使うハメになったり、後輩に飯奢ったりとあったので、今回の数字は全く当てになりません。

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