神戸大学ピンク・シラバス
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あれこれトピックス(2003年6月)
6月26日
 国際経済基礎論、PDF印刷はMac OS Xなら可能です


 <経済>ピンク・シラバス制作チームは、国際経済基礎論のスライドPDFの印刷に、限定的条件の下で成功しました。

 中西師匠のウェブサイトに置かれているPDFには、印刷だけでなく、選択範囲のコピーなど、Adobe Acrobatで設定できる、セキュリティについて、すべて「不許可」というオプションが設定されています(Acrobat ReaderでPDFのセキュリティ設定を確認して、ずらっとならんだ「不許可」の文字を見たとき、中西師匠の人間性をかいま見た気になりました)。

 というわけで、前回トピックスで挙げたような原始的手法を除けば、印刷して使うのは不可能なわけです。その原始的手法も、時間がかかりすぎるのであまりオススメできません。

 ところが、もしあなたがMac OS Xをお使いであれば、印刷を行うことが可能です。やり方は、PDFをAcrobat Readerではなく、「プレビュー(Preview)」で開くのがミソ。これは、PDFをビットマップ形式のデータとして任意の形式で書き出すことができるのです。こうすれば、あとは適当なアプリに貼り付ければ印刷が可能になるわけですね。

 もちろん、これはクラックしたわけではなく、正当な手段のもとで行われた印刷ですので、セキュリティの問題とは一切無縁です(こういうことが簡単にできるわけだから、PDFの印刷不許可設定なんて愚の骨頂だと個人的には思うのですが)。

 ただ、所詮はビットマップ形式の「画像」に過ぎないので、品質ははっきり言ってダメダメです。A4用紙に印刷したときの画質は、かろうじて可読性が確保されている程度、といったところでしょうか。

 とはいえ、あの原始的手法で負担しなければならなかった手間と暇を削減できるのは事実。この手法の弱点は、印刷の画質が悪いことというよりは、Mac OS Xを使っている人が少ないことかもしれません。


 何の意味が…? 国際経済基礎論、PDFは「kobe-u.ac.jp」以外アクセス不能に

 <経済>国際経済基礎論のPDFがようやく「学内限定」のセキュリティにかかったことが明らかになりました。実は今まで、「学内限定」と表示されていたものの、パーミッションの設定は普通通りだったので、どこからでもダウンロードできていたのですが、この設定により、学外、たとえば自宅でPDFをダウンロードできなくなりました。

 個人的には、これもまた時代錯誤のセキュリティ設定であると感じます。一昔前までは学内、たとえば学術情報基盤センターの情報にはほとんどが「学内のみ」の設定がされていたのですが、今やほとんどの情報を学外から参照できます。

 「学外」というと、部外者のイメージしかわきませんが、私たち学生が自宅で学習をしようとして、自分のパソコンからPDFにアクセスしたとき、これは「学外」とみなされます。かつては「KHAN」と呼ばれる、ダイヤルアップネットワークを多くの学生が利用しており、ダイヤルアップ全盛期のころは手元でPPP設定を切り替えるだけでこうした学内情報にアクセスできたので、こうした設定を大して都合が悪いと思いませんでした。

 でも、今は当時と事情が違います。下宿している学生は携帯電話を持っているから電話回線をひきません。懸案だったインターネット環境は、eo64を使えばバッチリ。ADSLを使ってる人も多いでしょうが、このために回線を引いた人はインターネット専用にしていることも多いのではないでしょうか。

 従って、ダイヤルアップなどというものからハード的に隔離された若い学生は、「学内限定」情報へのアクセスの敷居が高くなります。ウェブページで確認できるはずの情報を、わざわざ情報処理教室や電算機室などに見に行かないといけないわけですから。学術情報基盤センターの判断は、そういった意味で、学生のことを考えた、見事なものだと思います(たとえ行為そのものにその意図がなかったとしても)。

 ところが、このPDFは、そうではありません。この資料を学習のために利用しようとしても、家からは見られない、学校はWindow2000だから先の印刷テクニックは使えない…。「せっかくの資料、いったいどこで使えっちゅーねん!」今は試験前。現状に怒っている人も多いことでしょう。

 この資料を「kobe-u.ac.jp」からのアクセス限定とし、勉強しようとしている学生の利便性を損なわせることに、何の意味があるのでしょうか? 学外からのアクセスは、そんなに都合が悪いのでしょうか? え、「だったら授業に出てノートを取ればいいんだな」? あの超スピードで書き取れるような資料だったら、そもそも「ホームページが欲しい」という時代の流れなど起こってませんよ。

 セキュリティを強化することは大事なことだと思います。でも、これでは「セキュリティ強化」の名の下に、湧き出てくる可能性と、せっかく手にしかけた利便性を破壊しているにすぎません。まるで、防御を意識しすぎて何重にも鎧・兜を身につけた結果、重くて歩くことさえままならなくなった武将のようです(マンガ「ダイの大冒険」にそんなシーンがありましたよね)。


 話は変わりますが、どっかの大学の「オンライン休講掲示板システム」は、たかが休講情報ごときに「セキュリティのため」と認証制を導入した結果、そのパスワード認証時にパスワードが漏れてクラックされるという、爆笑ものの事態になったそうですね。話を聞いたとき「この大学、救いようのないバカだな」と腹を抱えて笑いましたよ。何でもかんでもパスワードを設定したり、.htaccessをいじったりすればいいってもんでもないことくらい、ちょっと考えれば分かるもんだがなあ…。

 いずれにせよ、セキュリティを強化すべきものと、そうしない方がいいものの判断くらい、しっかりしていただきたいものです。ね、我らが中西師匠、たのんますよ!


6月22日
 国際経済基礎論、PDF印刷はできないわけじゃないけれど…


 <経済>中西師匠の開設したウェブサイトについて、よくこんな問い合わせを受けます。

 「あのPDF、何とかして印刷できないですか?」

 いや、そんなこと、うちらに言われても困りまんがな…というのが正直なところですが、やっぱり印刷をしたいという要望があるのは事実のようです(もちろん、中西師匠のことですから、そういう要望が強く発生することを重々承知の上で、あえて深謀遠慮の末にPDFに印刷不許可のオプションをつけるという選択をされたのでしょうが)。

 で、すごく原始的な方法ですが、印刷する方法がないわけではありません。やり方は簡単。

 1.PDFの各ページをスクリーンショットで取る
(PC/AT互換機はAlt+PrintScreenでアクティブウィンドウのみをクリップボードに、Mac OS 9以前はCommand+Shift+4→範囲指定で、選択範囲のみをハードディスク直下に、OS Xなら同様の操作でデスクトップに保存されます)

 2.それをWord、Illustratorなどに貼り付けて編集

 …自分で書いていて、むなしくなるような方法ですけどね。まあ、できないことはないけど、こんなことをしている暇があったら、普通に勉強している方がはるかに有意義だ、というのは間違いないでしょう。

 たとえ、机の上に分かりやすいPowerPointの資料と、詳しい内容のテキストを並べながら、自らの手で鉛筆を握って「理論がなぜ導かれるのか」を再現したいとしても、こんな単純作業に時間を費やすのは全くの無意味である─。現状では、そう考えざるを得ないようです。

 リカードモデルや特殊的要素モデルといった、初期の授業のPowerPointを改めて見ると、あのときは何がなんだか分からなかったことが、少しずつ理解できていくのが分かります(じっくり見さえすれば、この資料は意外なほど分かりやすいのです)。それだけに、勉強熱心な学生であってもこのPowerPointを印刷して利用できず、歯ぎしりをしていることを思うと、一抹の寂しさを覚えるのも事実です。

 話は変わりますが、昔「Acrobatのセキュリティ解除ツールがある」という噂を聞いたことがあります。アンダーグラウンド関係に強い方なら詳しくご存じかもしれませんね。あ、仮に発見されたとしても「悪用厳禁」でお願いします。


6月18日
 中西師匠、ウェブサイト開設 念願のPowerPointは「閲覧のみ可能」


 <経済>また1つ、大きな願いが叶いました。国際経済基礎論の中西先生は18日、自らのウェブサイトを開設したことを明らかにしました。サイトのURLはhttp://www.econ.kobe-u.ac.jp/~nakanishです。サイトには、講義で使用されたPowerPointがPDF形式でアップロードされており、授業の復習に活用することができます。

 授業の冒頭で「ホームページを開設しました」という文字をスクリーンいっぱいに表示し、「こういうものの管理はあまり好きではないのだが…時代の流れということで」と中西師匠。ついに受講生の悲願だった「プレゼンの再掲載」が実現し、教室は大歓声に包まれました。「授業をサボってプレゼンだけ見る人が出ないよう」と、PDFには「印刷不許可」のオプションが設定されていますが、これもまたご愛嬌といったところでしょう。

 中西師匠のウェブサイトは、非常にシンプルで見やすいデザインになっており、必要な情報に素早くアクセスすることができます。エロサイトを見るときのクセでソースを開けて見ても、騙しリンクや隠しページ、背景同色の文字などは一切なく、非常に簡素なものとなっております。ダイヤルアップユーザーや古いマシンのユーザーにも優しいサイトに仕上がっていますね。

 また、オフィスアワーの時間も「今の時間だと必修科目(経済原論II)と重なるらしいから」と、火曜日の12時30分から13時15分に再度変更されました。

 本コーナーで取り上げたトピックスが、相次いで話題になった今回の講義。休憩時間の学生の世間話に耳を傾けると、まだまだ師匠の評判は芳しくないようですが、中西師匠の英断が、梅雨のしぐれ空に、一筋の輝く光となってくれたのは事実です。

 今後は、「中西の世界 on the Web」といった感じで、さらなるコンテンツ拡充などにも期待したいところですね。


6月17日
 中西師匠、経営の高嶋先生に「おじさん認定」されちゃった!?


 <経済>あすの国際経済基礎論を前に、またまた「岡本じゃないけど経済4回」さんからメールが届きました。ご本人の許可を得まして、一部を公開させていただきます(読みやすくなるよう、改行位置を一部変えてあります)。

--------(以下引用)--------

 実はぼく、経営学部の「マーケティング・マネジメント」も受けているんですが、この授業で高嶋先生は「マーケッティングという言葉は、今ではもうおじさんしか使わないような古い言葉で、この言葉を使っている人を見ると『あぁ、この人は古い人なんだな』と思う」ってなことを言ってました。

 で、先週の中西さんの授業でプレゼンを見ていると、「マーケティング」ではなく、例の「マーケッティング」という言葉をデカデカと使っていたんで、思わず笑ってしまいました。

 おぃおぃ、中西先生、高嶋先生にオッサン認定されちゃったよ・・。

--------(引用終わり)--------

 そういえば、確かに「マーケッティング」という表記をしてましたね。ちなみに中西師匠が1963年生まれで、高嶋先生が1958年生まれですから、高嶋先生の方が中西師匠より5つ年上、言い換えれば「おじさん」という計算になります。でも、高嶋先生の判断基準によると、おじさんなのは中西師匠の方だ、ということになりかねません。

 高嶋先生って、穏やかそうな物腰の割にかなり毒舌なのは、過去にこの授業を履修された方ならご存知のことでしょう。ただ、まさかその毒舌が「中西の世界」に侵入してしまうことになるとは想定外だったはず。

 思わぬところで経済学部VS経営学部のバトルが勃発、なんてことになるのでしょうか?


6月11日
 国際経済基礎論、大教室でも絶好調 教室はII263→I102に再変更


 <経済>国際経済基礎論の教室は11日、突然II263教室からI102教室に変更されました。当日、本ページを見てII263教室に向かった方にはご迷惑をおかけしました。心からお詫び申し上げます。…というか、本稿執筆者自身も、暑い中階段を上って法学部校舎に上がってから変更を知り、キレかけたんですけどね。

 大教室に移って初の授業ですが、「中西の世界」は相変わらず絶好調です。いきなり名刺代わりとばかりに「立っている人がいますが、そんなはずはないんだな」と、ものすごい日本語を繰り出してくるのです。本稿執筆者は一瞬「論理学の『真理表を書いて矛盾を証明せよ』という問題か?」なんてことを思ってしまいました。

 さて、大勢の学生を前にした中西先生は「立ち位置が違うなぁ」と、落ち着かない様子。スクリーンがでかすぎて思うように指示棒を使えず、「教壇に上って授業をしてみたい」と漏らす場面もありました。もちろん、私たちも無邪気に教壇に上ってはしゃぐ中西先生を見てみたいもんです。

 授業は、ややざわつき気味の中進んでいきます。先生は得意の「質問は歓迎します」攻撃でざわつきを抑えようとしますが、なかなか思うようにいきません。「空間が広くなると、それを埋めるためにうるさくなる」と持論を披露し、ついに「質問は歓迎します」という婉曲表現をやめ、「静かにして下さい」という言葉を口にしました。

 中西先生が「静か」という言葉を口にするのは、第2回の比較優位に関する講義で「タクヤとシズカ」について話して以来、56日ぶりのこと。学生たちはこれに驚いた…のかどうかは知りませんが、これを契機に、比較的静かになったのでした。

 大教室になって、新たな一面を見せる「中西の世界」。残り1カ月、中西先生はさらなる勢いで突っ走ってくれそうです。


6月10日
 念願叶ったり!国際経済基礎論、ついに教室変更 I232→II263に


 <経済>ついに、ついに願いが神に受け入れられました。国際経済基礎論の教室が、II263教室に変更されることが10日、明らかになりました。教務掛から教室変更の掲示があったものです。

 変更された教室は、皆さんご存じの、あの大教室です。前回までの出席者数を見ている限り、ここなら立ち見の人が出ることなく、ゆっくり座ることができるでしょう。これで、1人でも多くの人が中西師匠の講義をゆっくり聞けるようになります。ありがたい話ですよね。

 ピンク・シラバス的に興味があるのは、途中退室がどうなるかです。この教室は出入口が後ろにあるため、途中退室が授業の妨げにはなりにくくなっています。前の方に座っている学生は、黙っていたら途中退室の事実にさえ気付きませんからね。そんな環境でも、なお「中西の世界」は、途中退室で時を止めるのか…。注目です。

 「遅きに失した感が…」なんて不粋なことは、あえて言いません。中西師匠のご配慮に、今はただ感謝あるのみです。


6月9日
 ある晴れた水曜日の朝…国際経済基礎論の、こんな1コマ


 <経済>あさっては楽しい国際経済基礎論の授業ですが、実は前回、ふと気になったことがありました。

 …と言っても、偉大なる中西師匠に関する話ではありません。

 この授業、ご存知の通り、ものすごい数の受講者が集まる超人気講義で、教室はあっという間に満席になります。本稿執筆者は比較的早い時間から席に座って、講義が始まるのを今か今かと待ちわびているので、特に困ったことはなかったのですが、この間、こんな光景を見かけました。

 女の子が、5人がけの長机の1番端っこに座って、横の席3つくらいに自分の荷物をうまく並べて、他の人が座れないようにしています。その後数分して、別の女の子が1人で教室に入ってきました。ですが、その時間、もう空席はほとんどなくなっており、原論を終えて入ってきたような人には、なかなか席がありません。で、その子は、やっとその空席を見つけて、女の子に声を掛けていました。

 「あのー、すいません、そこ空いてます?」
 「あ、空いてないんですよ、ごめんなさーい。」

 本稿執筆者は、思わず言ってしまいそうになりました。

 「『ごめんなさーい』じゃねえよ。ど う 見 て も 空 い て る だ ろ」

 理由は、まだ教室にすら来ていない「お友達」とやらのために、席をキープしていたためでしょう。案の定、しばらくして、その「お友達」のような人は、「キャー、おはよー」とアホそうな声を上げながら手を振ってゆっくりと現れ、その空いてる席に座り、井戸端会議に花を咲かせたのでした。


 「ふざけんな! 教室に早く来た人が座れなくて、まだ教室にすら来てない人がのんびり座れるなんて、どういうことや!」

 本稿執筆者は、自分のことのように不愉快になりました。あっという間に飽和状態になってしまうI232教室。だから、少しでも早く来て、席に座りたい。座って、ノートを取りながら中西師匠の授業を聞きたい。そんな健気な気持ちで、1限を終えた後、大急ぎでI232に来た人が報われないなんて、絶対に変ですよ。

 友達のために席をとっている人たちへ。国際経済を学ぶ意欲まんまんで、授業に来ている人はたくさんいます。あなたがキープしているたくさんの席、授業に早く来ている人たちに譲ってあげましょうよ。ほら、中西師匠も言っているでしょ。「“空いている席”があれば、詰めてあげてください」ってね。

 とはいえ、究極の理想が、教室変更であることは言うまでもないんですがね。そして、水曜日、再びこうした悲劇が繰り返される…。

 あーあ、何とか、ならんもんかなあ…。


6月8日
 初級簿記受講者の皆さん、簿記3級の試験はできましたか?


 <経営>経営学部1回生向け科目「初級簿記」の事実上の試験とも言える第104日商簿記3級の試験は8日、各地で行われました。会場はうら若き女子高生から、お水みたいな格好をしたギャル、リストラリーマン、メッセンジャー黒田がいつネタにしてもおかしくないような殺伐とした大阪のおばちゃんなど、実に多彩な人が詰めかけ、かなりのにぎわいをみせました。

 気になる試験難易度ですが、前回の103回が難解な問題であったため、その反動で今回は楽な問題が出るのではないか、という見方が一部ではあったようです。しかし、実際は、そんな甘い予測を覆す、難しいというよりは意地悪な問題が出題されました。

 第1問の仕訳、第4問の伝票問題は比較的解きやすい問題だったと言えますが、まず多くの人が面食らったと思われるのが第2問。消耗品勘定の損益という、類題がほとんどないような問題が出題されました。ここは黙って後回し、最悪捨てるのが試験戦略上は正解だったでしょう。

 第3問は合計試算表を作る問題ですが、取引項目の言い回しがややこしく、面食らった人もいそうです。特に「店主による自家消費高」は、どの勘定科目を使っていいか迷った方もいるのでは?(深く考えずに「引出金」で正解)あと、「掛けによる売上高:364,600」という項目がありましたが、百の位があるのはこの項目だけ。しかも、「6」という「0」と見間違いやすい数字です。どう見ても、転記ミスを誘発することだけが目的としか思えません。

 第5問はまだ解きやすい順進精算表問題でした。ただ、回を増すごとに未払利息や前払保険料の計算が、無意味に面倒になってきている気がします。第3問でもそうでしたが、検定試験における「ミスを誘発することだけが目的の問題」、言い換えれば「合格者の数を減らすための問題」に意味はあるのでしょうか?

 もちろん、小手先の丸暗記ではなく、簿記そのものをキチンと理解していれば十分に解ける(満点は無理でも、合格点には余裕で達する)問題なのは間違いないのですが、第103回、104回の、落とすことだけを考えたような問題を見ると「なんかもう必死でしょ、最近の商工会議所。簿記3級なんて仕訳できて貸借合えばええんちゃうか思いますけどねえ」と言いたくなります。

 なお、解答速報は、DAI-XTACなどのホームページで見ることができます。さあ、初級簿記受講の皆さん、出来はいかがだったでしょうか?


6月6日
 六甲台学部で試験時間割発表、国際経済基礎論の試験は7・23


 <法・済・営>六甲台3学部の試験時間割が6日、掲示板などで発表され、ピンク・シラバスのアイドル講義・国際経済基礎論は7月23日の2限に試験が行われることが明らかになりました。阪急交通社の「実践!顧客動線マーケティング」も同じ7月23日に試験が行われます。ちなみに阪急の方は携帯、ポケットベル、パソコン以外は全て持ち込み可となっていますので、少なくともレジュメの調達は必須と言えそうです。

 なお、その他、比較的自由な持ち込みが認められている科目として、7月17日の英米法(法学部・丸山教官)がテキスト、自筆ノート、プリントなどを、同じ17日の比較経営制度(経営学部・原田教官)が自由な持ち込みを認めています。その他の科目でも、テキストの持ち込みを認めている科目があるようですので、一応確認しておくのが良いでしょう。


6月4日
 国際経済基礎論、オフィスアワー変更される


 <経済>中西先生が担当する国際経済基礎論について、オフィスアワー変更の発表がありました。6月11日から、毎週水曜日の午前9時から午前10時までがオフィスアワーとなるそうです。「誰も来ないし、時間は君たちにとっても私にとっても貴重なものだから」と中西先生。その上で、「君たちが国際経済基礎論について考えるのは、(授業がない他の曜日よりも)水曜日がいいのだろう」と、配慮をして下さいました。

 「オフィスアワーに人が来ないのは、時間が悪いことが原因だ」と考えている中西先生の楽観的発想力に、頭が下がる思いですよね。

 ところで、この科目、履修している学生の中心は経済学部2回生なのですが、その経済2回は、1限に経済原論IIを受講しています。ということは、今まで以上に、学生が質問に来る可能性は低まるのではないでしょうか。もちろん、こんなことはゲーム理論などを用いて分析するまでもなく分かることだと思います。

 「中西の世界」を、我々が完全に理解するには、結局のところ大事なのは自分の時間だけちゃうんかと、中西を問い詰めたいもう少し時間がかかりそうですね。


国際経済基礎論を受ける国際文化学部生

 <経済>国際経済基礎論の持ち帰り試験提出で、隣の方と答え合わせをする機会に恵まれたのですが、その方は国際文化学部でした。この科目を履修しているのは、経済学部2回生と、3回生以上の経営学部生(経営学部は2限が空き時間のため)ばかりだと思っていたため、少々意外でした。思わず「え、なんでこんな講義受けてるの?」と尋ねると、「いや、何となく…」と歯切れの悪い回答。

 国文の履修者は結構いらっしゃるようでした。「国際文化学部の学生なんだから、他学部へ国際経済について学びに行くのもいいかな?」と思って受けたのでしょうか? もしそうなら、何とも気の毒な感じがします。

 まるで、映画好きの女の子が「個室ビデオ/DVD試写室」を見つけて、「時間が余ってるから、ここで映画でも見て時間を潰そうかな」と入ったところ、期待していた映画のビデオは申し訳程度にしか置いてなく、目に入るのはアダルトビデオの山、山、山。あっけにとられてボーゼンとしてしまったような…。そんな情景を、ふと思い浮かべてしまいました。

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