起きたのは8時半過ぎ。
☆これ以降は、あくまでフィクションとし、実在の人物・団体とは関係ありません。(〜_〜;
☆
(と、しとかないとちょっとマズいだろう。完璧非合法・・・というか違法な部分があるだけに。(核爆))
これから、射撃場である。
キャピレスで朝食をとった跡、昨日と同じバイタク(すでに何人か顔見知りになってる)を捕まえる。
どこに行くかは、ぢつは射撃場の兄ちゃんらがこのバイタクの兄ちゃんと話をつけてある。
向かうは、射撃場があったのと同じ区画だが、ちょいと離れてる。
もう、札束で頬たたいたような乱暴なやり方でのロケットランチャーである。
ここで、ロケット一発、つまりランチャー代が100ドルで、1発撃つのに40ドルとか言われるが、どう見ても用意されているのは1発だけ。そこで、M16をつけて140ドル、という交渉に持ち込む。
つまり、この後射撃場に戻ってまた射撃をするから、そこでM16を撃たせろと言ったのだ。
そして商談成立。
どうやら、商談を持ち掛けた相手が悪かったのだろうか。
すでに車の形を成してない、フレームだけのような残骸が、軽く100メートル以上・・・いや200メートルはあるだろうか、相当離れたところに置かれてある。というか、距離感があまりつかめなかった
・・・・小さい。その向こうには、土手のように盛り土らしきのがされてある。
どうやら、あれに向かって撃てと言っている。
記憶によれば、このロケットランチャーはRPG7あたりだと思うのだが、どうも写真とかで見たのと違う。
第一、ぼろぼろである。(笑)
ターゲットスコープは、こことここを合わせて、と指示されるがさび付いてしまっている。
これだけは、さすがに兵士の指示に従って、きちんと手順を踏まえていく。
が、あまりの緊張と困惑、そしてその重さにその辺でなにをしたか詳しくは憶えてないし、たとえ憶えていたとしてもこういったところに書くのはいかがなものかと考えてしまう。というか、マズいっしょ。(爆)
もちろん、これにかぎらず、兵器を扱う時は、最後の最後までトリガーに指は掛けない。
これは基本中の基本である。
そして、付き添いの兵士は、右肩に担いだロケットランチャーを挟んで反対側でいろいろ身振り手振りで指示を与えてくれる。もちろん、専門用語とかは万国共通の英語である。が、そのくらいは分かる。
やがて、風も読んでたのだろう。
待機が主観的には相当長い時間あり、実際はそうでもなかったのだが、その兵士からOKサインが出る。
服は、安全のためにいわゆる本物の軍服を重ね着させられ、ヘルメットもかぶらされている。
イヤープロテクターの中には、自分の鼓動が聞こえ・・・、トリガーに指がかかる。
横の兵士が、ロケットランチャーをカバーに入り。
発射。
気が付くと、車の向こうで爆発らしきものが起こってた。
というか、意外にも噴煙であまり何も見えなかった。(^^;
し、なにか、自分でもなにが起きたか認識できてなかった。
ただ、撃った。
それだけだった。
爆音、というほどのものではなかった。もっとも、手持ちのイヤーウィスパーの上からプロテクターをかぶってるのだから、爆音があっても相当減じられて当然である。
もしかしたら、炸薬が減らされてたのかもしれない。
反動も、AK47から比べると全然無い。
もちろん無反動というわけではなかったが。
むしろ、重かった肩の上の重量が一気に減った、そんな感じだった。
昨日の耳鳴りから学習して、射撃時用に持ってきてたイヤーウィスパー。
反対にいらなかったのかもしれない。迫力がまったく無かった。(苦笑)
もちろん、それなりのごぅっという発射時の噴音は充分に聞こえた。
後ろを見ると、地面が焦げていた。
兵士の一人が、着弾地点に向かっていき、一方でちょっと放心状態だった自分は、離れたところで待ってたバイタクに乗せられて射撃場へと戻った。
射撃場では、M60って機関銃だけをレンタルして、持ってきたワンマガジン・・・というかワンベルト100発、いろんな体勢で撃つ。もちろん最初の契約にあったM16をワンマガジン撃つ、というのもやる。
M60というのは、かつてランボーが片手でがしがし撃ってた機関銃なのだが、これを片手で撃てる人間がこの世にいるのだろうか、というくらいの反動が右肩を襲う。
最初のときに、銃を安全に扱えることをアピールしたのが良かったのか、割と自由に撃たせてくれる。
試しに芝生というほど上等じゃない地面に伏せて、伏せた状態でM60をフルオートで20〜30発ほど撃つ。
すると、反動だけで体が地面の上をずるずると後退するのだ。(^^;
普通、他の日本人が偶然・・・撃ち終わってまったりしてるところに来たのだが、それを見てると、普通に銃を撃つだけでも迷彩服を着させられてイヤープロテクターをかぶせられ、時には眼鏡(サングラス?)を掛けさせられている。さらに、AK47を撃つときですら椅子に座らされた状態で撃たされている。
なぜだ。
なぜ自分だけ自由に撃たせてもらえたのだろうか。
ちゃんとした銃の扱い方をしたからだろうか。
それとも、そこにおいてあったM60を選ぶときに、ほとんど自分でベルト(ランボーとかが、肩から斜めがけしてる銃弾の束のこと)をセットしたからだろうか。
そこに掛けてあった銃を、昨日片っ端から名前を挙げて喜んでたからなのだろうか。(自爆)
もしくは昨日、最初に撃ったハンドガンで、ジャムった(銃弾が、ちゃんと排莢されないこと)のをその場で兵士に渡しもせずに勝手に直したからだろうか。
う〜ん、思い当たりすぎてどれかわかんない。(爆)
他にも、ハンドガンをちょこちょこと撃ち、ここで200ドル支払う。
寄り道