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"tomonth"は、今月を指すAILAND内での造語になります。

99年夏、カンボジア旅行記

9/5(日)

   
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今日は、プノンペン→バンコクの移動日。
飛行機は、夕方1750発のVJ。
起きたのは7時半頃。
さすがに、ちょっと移動日の朝となれば目も覚めるか。
グータラキングと化してたプノンペンの生活も、残りわずか。
帰りの用意を、カバンをちゃんと持ち出せれる段階まで整える。
そして、朝のシャワー。
まだ水が冷たい。

8時過ぎから近所の中華系の店で朝食をとる。
クイティウに中華まんである。この万頭、日本で食うよりうまいじゃないか。
神戸では、豚まんとしては一番行列の出来る店、老祥記という店がある。ぢつのところ、南京街(神戸中華街)にあるこの店はあまり評価してないのだが、少なくともここよりは美味しい。
う〜ん、意外なところで意外な味じゃねぇか。
この店で朝食を取ったところで、ちょっと遠出してロシアンマーケットと呼ばれる市場へ行く。
ここで、ホントに意外なモノを見つけてしまう。
CD−romである。
もちろんコピー物だろうが、そんなこた関係無い。
思わず写真屋さん5.5のフルバージョンを手にしてしまってる。
言い値は2.5ドルだったのだが、しつこく粘って2ドル。
というか、後で別の店に入ったら、総じて2.5ドルという・・・ほとんど定価みたいな値段設定だった。
別の店で、インターネットツールの入った・・・インターネット ワーキング ソフトウェア、なんてぇのにも手を出す。
なんなのか、ぢつは理解してなかったりして。(^^;
でもまぁ2ドル(こっちも値切った)だったらいっか、みたいな感じで衝動買い。
そして、そこら辺ののいわゆるCDショップの並んでるところを歩いてると、どこぞで聞いたことのある曲がとある店から流れてきてる。
思わずステップが踏みたくなるその曲はバタフライ。(笑)
いや、別に踏めるわけじゃないんだけど・・・。
当然のようにその店に飛び込んで、「このかかってる曲ちょうだぁ〜い」(^^;
ここでも、2ドルと言われるが、そこを徹底的に粘って1ドル。半額に落とす。
う〜ん、鬼だ。(爆)

ロシアンマーケットは、いわゆる地球の歩き方に載ってる別名で、ここに限らず市場はすべてプサーと呼ばれる。
ここのマーケットに来るのははじめてで、おかげでいろいろ楽しめたのだが、中は観光客目当てのセクション、例えばさっきのCDショップなどはそういった一角にあり、また別の一角は同じ観光客目当てでも骨董品ばかり、もちろんほとんどがフェイクだが、そういった物を扱い、隣の区画では文具用品といった案配である。
もちろん、この手の市場につきものの食堂もちゃんと真ん中あたりに存在する。
その周りには食材屋が軒をつらねている。
また、面白いことに、ここにはバイクのパーツ屋がそこそこ大きい一角を占めている。
ネジのひとつひとつにまで分解され、磨き上げられたバイクのパーツは、店ごとに分担が決まってるようで、この店はハンドルのグリップだけ、こっちの店はタイヤのスポークだけ、といった感じで順番にパーツが並んでいる。
別の店はタイヤのチューブだけだったり、ある意味これらのバイクを設計した人よりもバイクに詳しいんじゃないかと思ってしまうくらいにバラバラにされている。で、もちろん組み立て屋も・・・。(uu;

ロシアンマーケットを堪能して、一旦宿に戻ってくる。
ここんところ一緒してる日本人と、昼くらいにここで待ち合わせてたからである。
もちろん何時何分、とかいう待ち合わせ方じゃぁない。「だいたい昼くらいにキャピレスいるわぁ」てな感じでいいかげんな待ち合わせともいえないようなモノである。
とはいえ、あんまりここのキャピレスでメシは食べたくない。
ので、ちょっと蛇を食べにいく。
待ち合わせてた日本人が、蛇なら置いてたぞ、という店に連れてってもらう。
もちろん食べるは蛇の肉を野菜類と炒めたもの。
と、チャーハン。(つまりは中華屋っすね)
しばし昼飯に舌鼓をうち、ここから相手は別のところに遊びにいくという。
のでこっちも今回行ってない市場へ行くことにする。

向かう先はオリンピックマーケット。
ここも、市内にあるいくつかのマーケットの一つだが、どちらかと言えば売り子とかが仕入れにきたりするような問屋的な商店が軒を並べている。
ここは、1階と2階にテナントが入る形で店が出ている。
特に、大量の卸し売りみたいな買い方すると、相当に安く買えるらしいのだ。
が、まさか観光客がそんなに大量買いできるわけがない。
衣料品店も、ここは生地を売ってる店がほとんど。
そして、私が向かったのはここの4階。
屋上である。
屋上とは言え、どちらかといったら屋根裏っぽい(規模が桁外れだけど)ところのフロアである。
ここは、かつて昔日本にもあったような、デパート最上階の大型食堂、の雰囲気があるところである。
ちなみに、3階はテナント一つはいってないガラガラなので、まさか4階にこんな食堂があるなんて、普通の観光客はまず気付かないのじゃないかな。もちろん地球の歩き方に出てるわけでもないし。
だが、ここは意外にベーシックかつ安くメシが食べれるのだ。
そして、ここで軽くジュース類を飲み食後の一休み。
昼飯からここまで、ぢつは食後のまったり(笑)をしてなかったのだ。
ホント、こっちくるとグータラキングになるなぁ。(^^;

一息ついて、オリンピックマーケットの中を見終わると、ぢつはここでタバコ類のお土産を買うつもりだったのだが、あるのはこの国にとっての洋モク、つまり輸入モノのタバコばっかり。
あんまりお土産に出来そうなタバコが無い。
仕方なく、そういえばラッキーにお土産用のタバコを売ってたな、とラッキースーパーマーケットに向かう。
空港に行くのは、3時半過ぎでいい。
まだ時間に余裕があったので、ラッキースーパーマーケットでお土産タバコを買って出てきたとき、門前で配ってたチラシを見て、徒歩1分のところにある新しく開店したというインターネットカフェへと向かう。
1時間6$という値段は、あからさまに外国人向けである。
それが、オープンセール中ということでフリードリンクのフリーフルーツ、さらに5ドルであった。
ここで、日本のいわゆる普段顔を出しているいくつかの掲示板に書き込みなんぞしてみる。
もちろん日本語入力が出来ないから、書き込みはローマ字。(^^;
ただ、日本語フォントは入ってたので、見ることは余裕で出来た。

帰途
ネットカフェから出てきた時点で、14:45だった。
そこで、宿に戻る。と、キャピレスにここんところ顔見知りになった日本人の一人が帰る用意をしてジュースなんぞ飲んでいる。
なんでも、バンコクはトランジットで空港から出ずに、このまま日本に帰るらしい。
乗る飛行機は16:45とかで、また後で・・・空港で、といって一旦別れる。
もう一人は、まだあと1ヶ月くらいこっちにいるとのこと。
でも、プノンペンから出るかどうかは分からない、とか軽く話をしてるうちに、じきにこっちもチェックアウトの時間が迫ってる。
また、どこかで偶然があれば会えるかも、とか言いつつこの日本人とも別れる。
わりとツルんでたのに、結局名前もろくに聞いてねぇや。(苦笑)

15:30頃、空港へと向かう。
バイタクで、値切りに値切って残りのリエルは2400Rで空港まで。
チップ含めてるなぁ。(爆)
こういう外国人がいるからボってくるんだろぉなぁ。

空港に着くと、さっき別れた兄ちゃん(人のことは言えないが、ヒゲの兄ちゃんと呼んでた)とまた合流。
チェックインも、いうほどの時間差もなく済ませ、出発ロビー(そんな上等なもんじゃないが)で喋って時間を潰す。
同じ関西、大阪は南方の方で、今年の夏に分裂騒ぎを起こした大手5社に入る小学生相手の塾、で講師をしてるとのこと。7月に、元々個人塾からノウハウ方法でもって支店を増やしてたらしいのだが、その一部が分裂したとかで・・・、ホントだったらこんな旅行に来てる間にホされてもおかしくない、らしい。
と言いつつ、1ヶ月かけてタイからぐる〜っと時計周りにミャンマー・ラオス・カンボジア、と来てたらしい。
そんなヒゲの兄ちゃんも、やがて定刻通りの16:45のバンコクエアウェイでドン・ムアンへと去っていった。
あ、連絡先とか名前、聞くの忘れた。(^^;

やがて、こっちのロイヤルエアーカンボージュもやってくる。が、外はひどい雨。
まぁた濡れるのか、と思ってたら・・・定刻よりも早く、雨があがってる一瞬を狙ってか、一気に飛行機まで客を走らせる。もちろん地面は、雨でびしょ濡れ。だが、さすがに水が溜まるようなことはない。
飛行機は、意外にもボーイングの737−400である。
をを、ジェット機じゃないか、と思う間もなく。
離陸。
これもぢつは定刻よりも早かった。
予定では、17:50発だったのに、40分にはすでにV2なんて速度で滑走してた。
ちなみに、V2というのは離陸時におけるポイント オブ ノーリターン、なにが会っても離陸しなきゃなんねぇ、って速度に達したことを意味する。
このパイロット、どう素人目に見ても、スピード狂だわ。
タキシングスピードがただもんじゃぁない。
ポチェントン空港は、ト型の滑走路で、タキシングウェイが無い。
そこで、空港施設前の駐機スペースからタキシングをはじめた飛行機は、一旦滑走路に入り、その一端まで滑走路をタキシングしていくのだ。
そしてUターン。
このUターンの時にこのB737−400、オーバースピードでか余裕で機体が斜めに振れるのだ。
さらには、Uターンの途中でオーバースピードだったのに気付いたのか、ブレーキまで掛けて楕円でUターンする始末。・・・・・・・・・・をい〜っ。(><)
一方で、どうやら風邪をひいたらしく、昨日から鼻が詰まる。
おかげで、飛行機の中で上昇下降時、気圧に対して耳抜きができない。(><)
ちょぉっと辛いかなぁ・・・。

バンコク
ドンムアン空港に着陸したときも、やはりこのパイロット、タキシングが異様に早いぞ。(苦笑)
あっという間に到着ぅ〜。
空港施設に入ったところで、偶然日本からのJALだかの飛行機が近くのゲートに着いていた。
ので、歩いてると、周りは日本人ばっか。(^^;
そんななか、明らかに同じ日本人ながらもホコリまみれのサンダルに汚れでどろどろの半ズボン、そしてよれよれぼろぼろのデンジャァ〜、とか髑髏マークとか地雷源マークの入ったTシャツ。
でもまぁ、同じ便で来た連中は似たような格好だし・・・。でも、やっぱ悪目立ちしてたなぁ。
向かうはパスポートコントロールなんだけど、みんな同じ方向に向かってるんだけど・・・。
ちょっと、そっちは違うぞ。
というか、みんなそっち行ってるけど、こっちにもパスポートコントロールはあるんだけどなぁ。
ということで、隣のところに向かう。
やはりガラガラ。
多分、向こうの方に行ってたら行列に巻き込まれてたんだろぉなぁ。

ところが、そこは余裕で通過したんだけど、あまりにも早くそこを通過したもんだから、荷物受け取り所で預けてた荷物がやってこない。
しばらく待ってると、やっとこさ荷物がやってくる。
この頃になると、同じくこっちのターミナルで通過してた数人が周りに立っている。
そこで・・・。
「カオサンに行きますか?」
を連発。
何とか、白人二人組を捕まえる。
もちろん、タクシーのシェアのためだ。(爆)
すると、その白人二人組が、また別のカオサン行きの白人を捕まえてきて・・・。
4人でカオサン行きタクシー徴発。(笑)
到着ロビーのある階には、タクシーの案内ブースがあり、ここでタクシーを斡旋してもらえるが、50バーツかかる。
ので、この50バーツを浮かすために、出発ロビーに行こうと、この白人3人に伝えると、もう3人ともなぜか受けまくり。(笑)
空港からカオサンまでは、下道でおよそ180B〜200B。
それに有料道路を使ったら40B+30Bで70B。
もし斡旋所を使ってたら、これに50Bが加わる。
そこで、混む市内の方の有料道路だけ使用させて、最終的に200Bちょいでおさえる。
これを自分含めて4人なので、一人50B。
をを〜っ、エアポートバスより安いじゃないのぉ。(^-^)

カオサンに入って、この前のときに目をつけてたゲストハウスを覗いてみるが、なんと満室。(><)
ま、いっか。といつものKSホテルに行く。
と、なんだかなぁ。数えるほどしか泊まってないのに顔憶えられてるぅ〜。(^^;
宿に入って7時半。
そこから、夕飯とマッサージに向かう。
とりあえずお腹をいっぱいにしたらマッサージがつらいので、先にマッサージを1時間半ほどしてから適当な店に入って夕メシ。
カオサンの屋台を歩き回り、本屋を覗く。
ここで数冊を購入したところで、部屋に戻り10時半ちょい。
シャワーを浴びて、荷物を解くと・・・。
うそっ、10年以上の愛用のマグライトが無いっ。(;-;)
そんなぁ〜。まぢでプノンペン(ではあった。停電時に使ってたから)に忘れてきたのかぁ〜。(><)
プノンペンじゃ、いつもベッドの枕のところに置いてたのだが、そのまんまかぁ〜。
やっちまったなぁ〜。
値段的には、普通のミニマグだから知れてるんだけど、10年以上もずっと使ってきた愛用品なんだよなぁ。
惜しいことしたなぁ。
ホント、悔やんでも悔やみきれない。
だけど、どうしようもないし、あきらめるしかない。
そんな状況で涙で枕を濡らしつつ、就寝。


 
 

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