(2001年 4月号) Back Number
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2001年 4月16日 月曜日
明日から入院のため、蝿日記の更新も止まります。
退院したら蝿入院記を書くかもしれないし書かないかもしれない。
2001年 4月13日 金曜日
痛む足腰をおして、学校へ行った帰りの電車内。
春の午後のうららかな日の光が射し込む車内で、
マターリと座っていたときのこと。

わぁぁ!

な、なんだぁ!?
突然車内にひびく怒声。
どうやら僕の真向かいに座っているド派手な服を着た
オバさんがこの怒声の発生源らしい。
さらにぶつぶつと彼女の奇声はつづく。

 「・・・そっとしておかないと東京に地震が来るぞ・・・」
 「・・・人の痛みを操ってるんだ・・・」


???
なんのことやら。

春だもんなぁ・・・。
2001年 4月12日 木曜日
昼、買い物の帰りにマクドナルドへ寄ったときのこと。
いつものようにダブルバーガーのスーパーバリューセットを頼み、
トレーを持っていざ席へと向かおうとすると、
突然店員のオネーさんがカウンターから出てきて言った。

 店員: お席までお運びしますのでお席でお待ちください

???
なんだ?なぜ運搬サービスがつく?

・・・あっ!

僕は最近例の椎間板ヘルニアのため、まともに歩くこともできず
足を引きずるようにして歩いている。
どうやらそれを見て取った店員さんは、体の不自由な僕のために
わざわざ席までトレーを持って運んでくれようとしたようなのだ。

もちろん、僕は丁重にその親切をお断りして
自分で席まで行ったわけだけど、
その店員さんの暖かい心遣いに、
心の中で感謝する僕なのであった。

しかしつくづく病人だな・・・>僕
2001年 4月11日 水曜日
朝、なにげなくテレビ神奈川というローカル局を見ると、
懐かしのアニメ『アタックNo.1』をやっているではないか。
見てみると非常にクサい。が、昔再放送を見ていたので
クサい芝居を補ってなお見てしまう懐かしさがあった。

でも・・・。

これ、一体対象年齢層はどこなのだろう・・・。
最近の子供は見ないだろうし、『アタックNo.1』が
懐かしいような世代の人は、こんな時間に
悠長にアニメなんかみれないだろうし(例外:僕とか)。

やっぱあれ?
安いから?
2001年 4月10日 火曜日
朝10時。
朝マック終了と共に、マクドナルドへ赴く。
そして僕は言う。

 「マックリブのスーパーバリューセットで」

ってことで、今日の遅めの朝食は
マックでリブでジャンクフード万歳!
というすばらしい内容。

普段は月見だのポテトなんたらだのサーモンだのといった
マックの期間限定商品には目もくれない
ダブルバーガーマンセーな僕なんだけど
今日はマックにいってメニューを見たら、
マックリブを注文していた。なんでだろ。

まぁ、とにかくそんなわけで、マックリブを食しました。
朝マックシフトが昼マックシフトに変わると同時に行ったので、
マックリブも製作後何分もたっておらずできたてのほやほや。

うまかったッス!
2001年 4月9日 月曜日
手術後の寝たきり状態では腰を動かすことができないので、
普通のジャージのようなパジャマを着ていると
ズボンを脱いだりはいたりするのが大変。というか無理。

と言うことなので『浴衣を用意してくるように』、
と先日看護婦さんに言われていた。
なるほど、たしかに浴衣ならば前を開けば、即、御開帳。
排泄行為を行う際に腰にかかる負担はほとんどないと言える。
精神ダメージは計り知れないが・・・。

しかし、暖かくなってきたとはいえ、まだ夏と言うには
ほど遠い今日この頃。はたして浴衣などというものが
普通のスーパーに売っているものなのだろうか。
その存在について半信半疑の状態になりながら
僕様ちゃん御用達スーパーであるところのイトーヨーカドーへ
浴衣を求めて行ってきた。

・・・

どこだ浴衣!
ないないないないない!

イトーヨーカドーの、『おじさんかお子さま向け』という空気が
濃密に漂っている紳士衣料品売場をうろついてみたものの、
浴衣などというものは影も形も見あたらない。
こりゃ売ってないのかなー、と思って半ばあきらめながら、
最後の手段でレジの店員さんに聞いてみた。

 僕: 浴衣って売ってませんか?
 店員: ありますよ。そこに

そう言って店員が指さしたのは、僕の足下。
レジの回りの、食料品売場ならガムかタバコか電池が置いてある、
おまけスペースに浴衣がずらりと鎮座していたのだ。
うむ、こいつは盲点。

しかもこの浴衣、もろにターゲット層が『入院患者』という、
まさに僕のための一品。お値段2980円もまぁまぁ納得のいく範囲。
つーか、下手にパジャマ買うより安いし、
夏場の部屋着にもいいかも!イトーヨーカドーあなどれん。

ってなわけで、その浴衣に、さらにタオルやらバスタオルやらも
まとめ買いして、無事本日の買い物作戦は終了したのだった。
2001年 4月5日 木曜日 
入院申し込みは木曜日に来い、と火曜日に言われたので、
今日また言われたとおりに病院へ行って来た。

朝っぱらから行って来たので、
老人患者たちが待合室にはいっぱいだ。
30分近く待たされた後、やっと診察室へ入って院長先生にご対面。
で、院長先生を僕の小粋なトークで笑わせながら一通り話を聞く。

Webで見た入院記では二週間も起きられないような
ことが書いてあったんだけど、ここの院長先生の話だと
五日から一週間ほどで起きることができるということだ。
まぁそれにしても長いけど、寝たきり期間は
短いに越したことはない。少しだけホッとした。

ただ、最後に確認のため手術をした方が本当にいいのか
聞いたら、先生曰く、『蝿さんのヘルニアは大きいからねぇ』
とのことで、ちょっと精神的ダメージが大きかった。
MRIの写真を見たときにそうじゃないかとは思っていたが、
やっぱり結構重傷だったのかぁ・・・。
はっきりと椎間板が神経に食い込んでたもんなぁ。
まあそう言ってもらえると迷い無く手術に踏み切れて
ある意味よかったかも・・・と、無理矢理思おう・・・。

さらにその後、早速、尿検査と血液検査をする。
尿検査はともかく、血液検査はかなーり久しぶりの注射で
ちょっとイヤな感じだ。献血なんかもしたことがないので
自分の血が抜かれるのもはじめて見ることになる。
左腕を台の上に載せて、上腕部をゴムで縛る。
そして、肘の裏側のあたりに、ブスッ。

チュー。
チュー。
チュー。
チュー。

小指を一回り細くしたほどの容器に4・5本分の血を抜かれた。
初めての血抜きと言うことで、貧血とかになるのかなー、と、
ある種の期待感を持っていたんだけど、
どうやら血液はまだまだ有り余っているようで、
全く体調に変化は見られない。いいことだけどつまらんなぁ。

一通り資料(?)の採取が終わったので、
今日は入院情報や申込用紙等々の書類をもらって、これにて撤収だ。

最後、帰り際に入院時の環境について聞いてみたけど、
どうもノートパソコンの持ち込みはダメっぽいとのこと。
多分病室で使うと機械が電波でうんぬんかんぬん、ということで
ロビーまでのこのこ行って使えばOKなんだろうけど、
それもめんどくさいし、そもそも歩けなそうだし
あきらめて携帯ゲーム機でも買って持ってこうかなぁ。

さて。入院日は4月17日。
手術予定日は4月20日に決定だ。
Good Luck 僕様ちゃん!
2001年 4月3日 火曜日 
入院の申し込みをしようと病院へ行く。
診察室へ入ると、今日は院長先生ではなく女医さんが担当だった。

 僕: えーっと、入院の申し込・・・
 女医: あ、今日は院長先生は出張で外来に来ませんので
      木曜日にまた来てもらって院長先生に言ってください(ニッコリ)


こっちのセリフが終わる前に上からかぶせるように言われてしまった。
・・・いや、わかったけどこっちに最後まで話させろよ。失礼な。

んー、じゃぁこのまま帰えるのも無駄足だから、
せめて入院生活について二三質問しようかな。

 僕: それでは入院について聞きたいことがあ・・・
 女医: それも院長先生に直接言ってください(ニッコリ)
 僕: (二の句が継げない)

またかよ。
人の話は最後まで聞けと学校で習わんかったのか!
ヤレヤレだ。

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