Ein Besseres Morgenを知るためのキーワード
Ein Besseres Morgenで議論された物語に関する概念の簡単な解説
更新履歴
アッパー系はブルース・リー(体育会系)に憧れる文系。ダウナー系は体育会系にルサンチマンを抱く文系のこと。当初は文系を分類するために用いられたが、次第に使い勝手話悪くなり、今となっては「アッパー=体育会系的陽気さ」、「ダウナー=文系的陰気さ」と広く用いる場合が多い
主にダウナー系の人間がアッパー系に移行すること。逆のケースもあり
体育会系が超人化すること。アッパー系とダウナー系を文系分類の言葉として用いていたときには、体育会系の系移行としてこの言葉を用いる意味もあったが、アッパー、ダウナーをより広い意味で使うようになった今日では、文系・体育会系問わず系移行のことを指す
主人公が不幸と幸福の狭間を急転直下的に行き交うこと
恋愛対象者を前にしたキャラクターの狂態。及び、それを見て悶える鑑賞者の心理状態
主人公がもてすぎて鑑賞者の反感を被ること
異性の好意を享受できそうもないにんげんが、強烈にその愛を被っても不思議ではない状況のこと。メイド・妹・白痴・身体障害者・ロボ・記憶喪失・病人・未開人・身寄りのないのおねえさんなどに愛されると、しばしばこの状況が成立する。幼なじみは厳禁
他者に自己を見出す行為
過ぎ去ったキャラクターや状況の残滓を見出せるような物品
キャラクターと鑑賞者の視点一致が、知識の共有を要求すること
物語の惨劇的終結を予感させるような事象
無理して笑うこと
キャラクターが成長して別な人格的側面を見せ始めること。今まで見えなかったキャラクターの側面が発見されること
世界や自己への定義が崩壊すること
過去の出来事を追体験させるようなイベント
三角関係において身を引くキャラのこと
個体によって時間の流れ方に違いがあること。こうした個体間に交流が生まれると、切なさが炸裂する傾向にある
「非日常」の日常は存在の危機に脅かされる生活のこと。「日常」の非日常は誕生日・クリスマス・デートなど生死に余り関係のないイベントのこと
人生を制約するような障壁や目的。日常では潜在的だったものが、非日常の下で顕在するパターンあり
白痴を真っ向から描写すると理解不能になる。しかし、理解可能な白痴はもはや白痴ではない
何かを失う場合、当事者に失う事への明確な意識がないと、難病物の快楽はしばしば成立しない
選ばれ得ないことによって潜在化する分岐した未来。物語に組み込まれることによって、しばしば鑑賞者を切なく刺激する
物語の根底にある社会システム。鑑賞者のそれと共通するものがあるケースでは、高い感情移入効果が期待できる
人格的な成長が既存の目標を無効化すること
ジャンルムービーがその世界の殻を破壊すること
例:ヤクザ映画→終末SF
走馬燈モードにおける主観時間の停滞
身体を犠牲にして成立する美意識や解決される問題行動
価値の規範が崩れる事によって、自我の危機がもたらされる事
恋愛をめぐる力関係の逆転。ヘタレ動態の別な側面
娘だけではなく、彼女を保護するお兄ちゃんへも感情の移入が転移すること
視覚情報で語られる物語とテクストでなされる物語の相違について
もて過ぎちゃって困っちゃう実に腹立たしい情景のことだが、そんなお兄ちゃんは、しばしば懸想する娘達を苦悩せしめ、結果として鑑賞者の欲情を刺戟する
恥をさらすことで成立するコントにおいて、その恥はもはや恥ずかしくない。しかし、さもそれが恥ずかしいように偽装せねば、コントは成り立たない。
ミステリーでいうミスディレクション。隠したいものから目を背けさせるために情報を語ること。
知識でしか知らなかったものが、目の前に現れること。
キャラの機能的な色彩が物語を引っ張ること。